四天王寺(和宗総本山)の歴史 開基、創建、伽藍配置、金堂、講堂、五重塔、中門など伽藍紹介
大阪府大阪市天王寺区にある四天王寺は、聖徳太子建立七大寺の一つであり、法隆寺と同様に聖徳太子が開基である寺の一つになります。日本仏法史上最初に官寺(かんじ)として創建され、本格的な仏教寺院としては最も古い歴史があり、法興寺や法隆寺などとともに最古の古刹に数えられています。当時の朝廷が置かれていた飛鳥ではなく、難波津(なにわのつ)に創建され、約1400年に渡り幾度となく自然災害や戦災に見舞われ、そのたびに再建されてきた歴史を持ちます。ここでは、四天王寺の創建から現在に至る歴史、地理的背景、現存する伽藍の詳細などについて紹介します。