平泉一覧

平泉 中尊寺・金色堂・毛越寺・観自在王院跡・無量光院跡・金鶏山 日本の世界遺産

平泉は世界遺産リストに「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」という名前で登録されています。平泉の遺産価値は「浄土思想を基にした平和政治を実現させた街であること」「日本独自の建築・庭園設計が表現されていること」です。11世紀~12世紀にかけて、東北地方の領主・藤原清衡により、浄土思想を基にした理想世界の実現を目指して造られた街で、浄土思想とは、人々が現世及び死後の心の平和を願った考え方です。それらを現実世界に実現するために、日本では寺院などの建築・庭園設計により浄土を現世に創り上げるという独自の方法が編み出されました。中尊寺・毛越寺・観自在王院跡・無量光院跡・金鶏山はそれ自体が仏国土を表現する庭園を備えています。