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京都五山物語~南禅寺・五山別格の歴史~

五山を改革したのが南北朝の争いを終結させた足利義満でした。きっかけは相国寺を自身の邸宅である「花の御所」の隣に建立させたことでした。義満は相国寺の五山入りを企んだのですが、相国寺を含めると五山の寺院数が十一になること、鎌倉の寺院が五つ、京都の寺院が六つあることを利用し、見直しを図ったのです。まず南禅寺を除く十の寺院を「鎌倉五山」と「京都五山」に分けました。そして、南禅寺を「五山の上」の別格として扱ったのです。寺院数の増減はなくなり、その地位は固定されました。また、京都の南禅寺を序列のさらに上に置いたこと、相国寺を「京都五山」入りさせたことで、将軍のいる京都から全国各地の臨済宗系の寺院をコントロールしやすくなったことも大きな利点です。

真言宗総本山 東寺(教王護国寺) の歴史と建物

東寺は真言宗の根本道場として真言宗全体の総本山であるとともに宗派の一つ『東寺真言宗』の総本山であり、真言宗十八本山の一つです。平安時代、国家鎮護の天皇の発願により創建されました。正式名称は教王護国寺です。1994年12月『古都京都の文化財』としてユネスコ世界遺産に登録されました。ここでは、東寺やその伽藍(建物)の歴史について紹介します。

華厳宗 東大寺の歴史、四聖、大仏殿、南大門、二月堂、三月堂、戒壇院、鐘楼など

東大寺は南都六宗の一つである華厳宗の大本山であるお寺です。全国にある国分寺の中心である総国分寺としても位置付けられています。東大寺ののはじまりは奈良時代に遡ります。第45代聖武天皇が国をあげて建立したお寺で、奈良の大仏が安置されていることでも有名です。ここでは東大寺の歴史を紐解きながら、大仏殿、南大門、二月堂、三月堂、戒壇院、俊乗堂など見どころをわかりやすくご紹介していきます。

音羽山 清水寺 1200年の歴史ある京都屈指の名所

京都の観光スポットと言えば、必ず名前があがる音羽山 清水寺。清水寺は、観光スポット10選には必ず入る有名観光地です。特に東山地区では一番人気の観光スポット、見どころとなっています。また2017年の「日本の展望スポットランキング」では1位にも選ばれている展望スポットです。この清水寺は、JR京都駅から3kmほどのところに位置します。世界文化遺産や国宝にも指定されており、その舞台は一度は目にしておきたいものです。

聖徳太子ゆかりの寺 世界最古の木造建造物法隆寺の歴史的背景

法隆寺の歴史は古く、寺を構成する建物の中には、世界最古の木造建築物が含まれます。また、建物を建立したのが聖徳太子だということも興味深いことです。聖徳太子が活躍した時代といえば、西暦600年頃の話しになります。つまり、法隆寺ができてから1400年以上もの年月が過ぎているということです。ここでは、この世界遺産に登録されている歴史的な価値の高い法隆寺についてご紹介します。

興福寺の歴史と国宝館、東金堂、南円堂、中金堂、北円堂、五重塔など見どころご紹介

興福寺は法相宗の大本山で、歴史は非常に古く、飛鳥時代にまで遡ります。大化の改新を中大兄皇子とともに成し遂げた中臣鎌足が病気にかかり、夫人の鏡女王が回復を祈願し、釈迦三尊像や四天王像などの諸仏を安置するために造営したのが始まりとされています。ここでは興福寺の歴史を紐解くとともに、東金堂、中金堂、北円堂、南円堂、国宝館、五重塔、三重塔、仮講堂、大湯屋、本坊、菩提院大御堂、西金堂など興福寺の見どころについて紹介していきます。

法隆寺地域の仏教建造物群 日本の世界遺産

法隆寺は推古天皇と聖徳太子により607年に建立された斑鳩寺を起源としたお寺で、世界遺産リストに「法隆寺地域の仏教建造物群」という名前で登録されています。法隆寺地域の仏教建造物群の遺産価値は「世界最古の仏教の木造建造物であること」です。法隆寺にはその後の建築様式には見られない独特な特徴が見られます。これは飛鳥時代の特徴、ひいては伝来元である中国の北魏時代の特徴でもあります。特にエンタシスの柱、雲形組物の2つは有名です。また2つの貴重な古代の建築様式が見られるだけでなく、その建築様式がどのように変わってきたのか、その様子を見ることもできます。法隆寺地域の仏教建造物群の構成資産は大きく法隆寺と法起寺に分けられ、法隆寺は大きく西院、東院に分けられており、古いものでは7世紀、新しいものでは18世紀に及ぶまで1000年以上にわたって建造された仏教建築物が並んでいます。法起寺は聖徳太子の遺言に従い、聖徳太子の子・山背大兄王によって建てられました。法起寺は1500年代末(16世紀末)に三重塔以外が焼失してしまいます。その後、17世紀以降に講堂などが再建され、現在の形になりました。そのため、創建当時の姿を残すのは三重塔のみとなっています。